緑のイガイガ植物

 

「怒ってるのかな?」

「嫌われているのかな?」

「なんかまずいこと言っちゃったのかな?」

 

こんな思いを抱くことは
ご夫婦間、家族間、友達同士
といった

身近な人間関係はもちろん

職場の人間関係や
初対面の相手であっても
皆さん、一度はどこかしらで
抱いたことのある
思いなのかもしれません。

 

相手の言動から
推測したり、推察したり
しながら抱く
「きっと~にちがいない」
といった思いは

当たっていることも
あるのかもしれませんが
当たっていないことの方が
多かったりもします。

 

私たち人間という生き物は
不安が心に生じると
自己防衛が働くことも手伝い
どんなことも自分に関連付けて
考えるようになります。

 

相手が目の前でネガティブな
反応をしたことが

本当は少しも関係などない
「私が何かをしたせいだ」
と捉えがちになるケースが
わかりやすいかもしれません。

 

いやいや、「私」は何もしていません。

 

例え、目の前の相手が
こちら側から見ると
自分に対してネガティブな反応を
示していたのだとしても

実際には「私や僕」側の
事情とは関係ないことの方が
多かったりします。

 

相手のその日の気分だったり

あるいは
生育環境や性格はじめ
感じ方、考え方や捉え方
行動パターンも

自分とはまるで異なる相手の
元々備え持った性分のうち
まだ知り得ない部分だったり

相手が現在置かれている状況や
心身の状態によるものだったり

それぞれの事情のなかで
本来「こうあって欲しい」と
自分が期待するような
反応や態度、言動が
返ってこないだけなのかもしれない。

 

そう感じていただくと
「なぁんだ!そうだったのね・・」
とホッとなさることも
あるのかもしれません。

 

相手にも相手の事情があることに
思いを寄せられ
その事情を認めてあげることも
大切なコミュニケーションの土台
であるような気がします。

 

思い込みによって
ご自身を苦しめないこと

また、お相手に
ご自身の期待、理想や完璧さを
求め過ぎないことも

円滑な対人関係の
コツなのかもしれません。

 

お相手の ”取り扱い説明書” を
少しずつ解読するような気持ちで
「相手を知る」ことを重ね

不要な不安を覚えずに
よりよい関係を構築できると
ステキですよね。

 

◎写真は花屋さんで見つけた栗のイガに似た植物。一見、触ると痛そうなのですが、実は柔らかくて気持ち良い触感です。。。なぁんだ!

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

予約をする(空席確認)

小松万佐子のカウンセリングのご予約確認(24時間対応) ※お電話によるご予約は、 電話による予約方法(フリーダイヤル)でご確認ください。 Please click here to make reservations from my calendar.

コメントはお気軽にどうぞ