先日、八ヶ岳の麓の別荘地を訪ねた際のこと。
自宅から高速を飛ばし
1時間内で行けるエリアとあって
この時季は特に
美しい秋ならではの風景を愛でられる
場所とあって気に入っています。
仕事の合間を縫っているので
滞在時間はせいぜい1時間内ですが
それでも訪ねて
白樺中心の木立の中を散歩するだけで
心が洗われたような気持ちになれる
安曇野の平野部とはまた少し違った
高地特有の澄んだ空気が広がるエリアです。
暖炉で身体を暖めてから
屋外へ出て公園内を散歩していると
少し遠くのベンチに腰掛けた
とても雰囲気の素敵な年配のご夫婦と
大きなゴールデンレトリバーが
目に入りました。
これがまた、色づいた木々の中
たいへん絵になるのです。
頬えましい絵図を眺めながら
歩いていると
くるっと振り向いた瞬間のレトリバーが
大きなリードをひきずったまま
一目散でこちらに向かって
まさに突進といわんばかりに
走って駆け寄ってくるではありませんか!!!
飼い主の叫ぶ声など
まるで聞こえやしない様子で
ご夫婦が慌てて追いかけるも
追いつくわけもなく
私をめがけてドーンと
飛びついてきます。
絶叫する飼い主とは裏腹
大きな犬にぶっ飛ばされそうになりながらも
運動不足が祟る昨今ですが
なんとか、昔取った杵柄の体幹で踏ん張り
抱きついてくるワンコを
ムツゴロウのようにいなそうとするも
相手があまりにも体格が良すぎるのと
はしゃぎっぷりが半端なく
手を胴体にまわす隙すらありません。
はしゃいで夢中で飛びつくワンコに
マスク越しに ”チュウ♡” を連続でされ
うれしいやら、戸惑うやら。
犬は好きなのでまったく
構いませんし
今回同様、いきなり散歩中の
他人様のお宅のワンコに好かれて
すり寄られるのは毎度のこと。
ただし、今回ばかりは
相手が想定外に大きい!!!!
飼い主自体パニックになりそうなほど
慌てていらっしゃることからも
初めて起きた事態だったのでしょう。
ようやく追いついた奥様が
キツく叱りつけると
「きゅ~ん」とガックリうなだれ
とぼとぼ歩いて
連れていかれてしまいました。
「こんなことは初めてのことで
どうしてよいやら・・。
ご迷惑をおかけして
大変申し訳なかったです」
と何度も丁重に謝られましたが
いやいや危害はないです。
”やっぱりワンコ (に限らず、動物) に
好かれるのだなぁ”
そんなことを思いながら
これが山の中で遭遇する熊だったら
どうしたものかと考えてみるのでした。
熊にじゃれられたら
もうその時点で完全アウトです。
私からはいったいどんな
ホルモンが出てワンコたちを
引き寄せているのでしょう。
お詳しい方がいらしたら
一度伺ってみたいほど
気になるところです。。。
動物に好かれるのはうれしいですが
それも、ほどほどに・・
といったところでしょうか。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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