キンギョソウ

 

親子だったり
家族だったり
ご夫婦や恋人同士といった

身近な人との関係で

些細なことが積み重なって
生じてしまった心のすれ違い。

 

元々、異なる感覚や考え
価値観を持った
まったく別の個体である
ということに加え

誤解があったり

同じ言葉を巡る
意味づけや解釈の違いが
あったり

いつの間にか齟齬が生じて
深い溝に変わっていることも。

 

こじれた関係を戻すには
たくさんの対話が必要なことも
もちろんあります。

 

ただ、対話を重ねる
その一歩手前の段階では

相手が「わかって欲しい」
と思い続けていた

あるいは訴え続けてきた
そのこと自体を

まずは
「そうか、あなたはそう感じていたんだね」

と受け止めるところから
始まるような気がするのです。

 

”私はここが苦しい”

”そうされると嫌だ”

 

それを改めて知った時点で
そこに気づけなかったことを
シンプルに「ごめんね」と
言えるかどうか。

 

すべてが悪いというわけではなく
相手のその辛かった気持ちを
酌めていなかったことに

まずは「ごめんね」
なのかもしれません。

 

「ごめんね」の一言はとてもシンプルですが
ものすごく大切な一言だったりします。

 

ここにあえて

「ごめんね、でも・・・」
「ごめんね、そうはいっても・・」
「ごめんね、いや私は・・」

ごめんねに続く ”私の立場をわかって”
を付け加えていないかどうか。

 

謝った側のすべてが悪い
ごめんねではなく

まずは、相手の辛いという
気持ちがわからなかったことへの
ごめんねです。

 

そこにあえて相手を諭す言葉や
自らの立場を正当化する文言が
続く必要が本当にあるのかどうか。

 

相手が求めていることの
最初の一歩は
あるいはその全容は

いつもとてもシンプルなこと
であるような気がします。

【親子・家族カウンセリング】
【ご夫婦・恋人カウンセリング】

 

キンギョソウ8月

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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