”夏はカレーだね!!!”
・・ではなくて距離感のお話です。
人それぞれにその人が安心できる
他者や外部の世界との間に
見えない境界線を引いた
いわば聖域のようなものがあり
実際の距離はもちろん
非言語を含めたコミュニケーション
話す内容に至るまで
あらゆる意味での「距離感」には
それこそ10人いれば10人の
感じ方があるので
会って、話して、試して・・
ようやく初めて
向き合う相手との距離感が
掴めるようになるのだと思います。
距離感の掴み方が
わからないという方も
特異気質や疾患に関わらず
いらっしゃいますが
「わからない」と感じて言えることが
実は素晴らしく
私を含めたほとんどの方が
自分はできていると思うも
それが本当に相手にとっても
そう感じられているのかは
わからないところであるのが
実情なのかもしれません。
その人の感じ方や考えに
心を寄せることはできても
本当にその人が
何を感じているのかは
その人にしかわからないことだからです。
ただ、何度もこちらのブログでも
随所で綴ってきましたが
エネルギーというのは
誤魔化しがきかず
ほぼ間違いなく伝播するので
心から心地よいな
うれしいな、楽しいなと思えば
その思いは一緒にいる人々にも
伝わっていきます。
私にも経験がありますが
楽しむつもりで出かけた場所で
会話の最中、もしくは帰り際
帰宅してからまでも
何かしらモヤモヤするような
そんな気持ちになるときは
お互いの距離を掴み損ねて
踏み込みすぎたり
踏み込まれ過ぎたりしている
そんな時なのかもしれません。
楽しめる内容なのか
あるいは、仲間や同僚
友達に悩みを
聴いてもらうにしても
客観的な視点がないまま
ただの噂話や愚痴や不満といった
感情を放出させ
相手を同じ感情に染めることに
なっていないか。
時に、相手との会話を楽しむ
というよりも
自分のことばかり話をし
「わかって欲しい!」と
充たされない承認欲求を全開にしたり
自らの立ち位置を確認する
道具として
相手を利用していないか。
時々、お相手の様子を確認して
一緒に時空間を楽しめているのかを
眺めてみることも
大切なことなのだと思います。
他者からよいエネルギーを
いただいて
元気になったり
笑ったり泣いたり・・
持っている感情を豊かに放出させ
お互いに心が軽くなったり
安らぎを覚える
落ち着いた気持ちを
しっとりと感じられたり
感じ方はいろいろと
あるのだと思いますが
つまるところ無理のない
”心地よいな” という感覚が
心や身体に残ったまま
その場を後にできたなら
それは距離感の取り方が
互いにうまく
できていたのだと思うのです。
心から思うことは相手にも
伝わっています。
たとえ他者の気持ちはわからなくても
ご自身がほっこりとした
幸せ感を覚え
”心地よい” と
感じられたのなら
お相手もきっとそう感じて
いらっしゃるのだと思います。
互いの距離感を測る道具は
ありません。
何度も試しながら
互いにとって心地よい距離感を
感覚で探っていけば
よいのだと思います。
先日、久しぶりに再会した方と
対話をしながら
食事を美味しいねと笑顔で食し
なんともいえない程よい
心地よさと距離感を覚え
その場を後にした際に
ふと、こんなことを考えました。
無理のない距離感で
心地よさを覚えることは
ご自身を大切にすることにも
繋がっていくと思うのです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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