春の地面

 

以前のブログでこの時期に
覚えやすい心身不調の特徴は

首から上を含めた上半身に
特に表われやすいと綴ったことが
ありました。

 『春先の休息はとても大事』

 

そうした身体の不調が重なり
心にモヤがかかったように

いつもなら笑って過ごせることでも
笑えずしんどいと
おっしゃる方々もおられます。

 

目眩はもちろん
頭がふらっとして
身体の上へ上へと「気」が
上がってしまい
ある種 ”のぼせ” を
感じてしまうようなとき

ぜひ、続けてお試し頂きたい
手軽にできる方法を
ご紹介してみたいと思います。

 

靴を履いていらしても
ハイヒールでなく
フラットな靴底でしたら
どこでもできますし

ご自宅で靴下一枚
あるいは裸足の状態で
試してみられると
より感覚がわかりやすいと思います。

 

足を肩幅に開き立ちます。

次に開いた足の足先を
11の形になるように
がに股にも、内股にもならず
まっすぐ11の形になるように
立ってみます。

 

次にそのままの姿勢で
両膝を軽く曲げ
少し腰を落とすような楽な体勢を
とってみます。

 

そのまますべての足の指で
床や地面をぐっと掴むように
してみます。

(手の指で、猫のひっかきポーズを
真似する形と同じように

足の指が地面を掴もうと
力が入り
曲がるはず)

 

その状態が足に重心をおろす
基本の姿勢になるので

足の指で地面を掴んだまま

上半身、腰から上は楽にして
手を左右に振ってぶらぶらしたり
上下に身体全体を
振動してみたりして

上半身の力の抜け加減を
感じてみてください。

 

上半身が楽に、特に肩や胸の
無駄な力が抜けているのを
感じられたのでしたら・・

それがまさに
「地に足が着いた」状態となります。

 

地に足が着き、つまるところ
下腹(丹田)に重心がおりた
最も理想的な状態です。

 

頭(脳)をはじめ上半身に
上がってしまっていた
「気」を下(下半身)に降ろし

地に足を着けるための
手っ取り早い方法となります。

 

重心が上半身に昇っていると
心身が様々な症状でお辛いはずです。

 

季節柄からくる ”のぼせ" はもちろん
頭を使い過ぎて
上に「気」が昇ってしまったと
感じられたとき

あるいは緊張して気がどうにか
なりそうだとプチパニック状態に
なられた際にも

お試しいただけたらと思います。

 

これからの陽気の好い季節
懐かしい幼少期に戻ったように
この春の要素で覆われた
芽吹きの大地を

裸足で思い切り駆け回りたいなと
思ってしまったりして。。。

 

そう、みんな裸足で大地を
思い切り駆け回っていた頃は

頭に気が昇ってしまうなんてこと
無縁でしたものね。

 

地面に足をしっかりと
着ける感覚。

時々、思い出してみていただけると
下半身に力(重心)が降り
頭がより冴える身体の環境に
切り替えることができること。

ぜひ、心のどこかに覚えおき
お試しいただけたらうれしいです。

 

スイセンとつくし

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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