雪に濡れる椿

 

早朝から家の中がバタついて
昨晩から降り続け積もった雪に
気づくのが遅くなった日曜の朝。

 

それでも、我が家の門先に続く
長い道路をお隣さんが
雪かきしてくださったことに
外に飛び出し驚きます。

 

一度や二度ではなく
我が家が出遅れた日には

朝の4時前後に皆さん
目が覚めるというお隣さんは
いつも門先までを
雪かきをしてくださる。

 

逆に、一日中降り続け
積雪が次々と重なるようなとき
日中にこちらが在宅の時は

仕事の合間に外へ出て
家にこもったままの
お隣さんの玄関前までを
併せて雪かきしておく。

 

「しなければ」ではなく
自然と心が向く

「歩きやすいように」
の純粋な真心だけで

無理にするでもない
お互いにとっての
良い距離感

改めて心から感謝する
雪降りの日曜日です。

 

どんなときも
心の内側が暖かく感じるのは

人との関わりの中で生まれる
ほっこりするような
感謝の場面なのかもしれません。

 

おかげさまで相変わらずの
マイナス気温で迎えた朝

心の芯にポッと
灯がともりました。

 

雪に埋もれる庭の椿の木には
はちきれんばかりの蕾たちが
あちらこちらに膨らんでいます。

 

雪景色のなかでも
どこかから春の声が聴こえる
やさしい朝でした。

 

雪と椿 

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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