今年はまだ
それほど本格的な降雪は
経験していませんが

色を失ったかのように
真っ白な雪に覆われた世界で

赤い南天の実が顔を出す
その美しさに
はっとしています。

まだまだ真冬の最中ですが
単色で覆われた世界に
鮮やかに映える色彩が加わると
急に気持ちが明るくなります。

凍てつく冬を過ごしながら

辺りを覆い尽くす雪の下でも
その生命力を放って
いっそう輝く草木の姿に

何かしらの心の痛みを
その胸に抱え
苦しみながらも

求める出口の方向を指し示す
一条の光を探し求めて

自らも備え持つ力強い光を
内側から放つ人々を重ねます。

止まることなく巡る
生命の循環のなか

抱えきれないほどの
悲しみや苦しみさえ

見えぬところ
気づかぬところで
自分のエネルギーに変えて
今日も逞しく生きる。

そんな彼らの息吹が
どこからか聞こえてくるような
氷点下で迎えた朝でした。

投稿者プロフィール

小松万佐子こまつまさこ心理相談室（安曇野ルーム）心理カウンセラー

今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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