”どの瞬間からも新しい物語が始まる”
昨春の全国的な自粛期間中
歩いて出かけた
隣の大型スーパーからの帰り道。
空に浮かぶ5月の金星の
壮絶な美しさに見とれて
両手いっぱいの買い物袋を
抱えているにも関わらず
暗闇の中
ス―パー駐車場の
タイヤストッパーに毛躓き
宙を1m以上舞ったあげく
落下して
地面に右半身から叩きつけられる
痛い目に遭ったことがあります。
しばらくは右腕、右肩、右肘
そして捻った腰や股関節に
痛みを覚え生活が不自由でしたが
あまり気にせず動き回っていました。
昨年末に機会をいただいた
ピアノ演奏を終えた後
急に腕全体を使わなくなったこと
また今年に入ってからは
なんだかわらわらしていて
運動がイマイチ習慣化されず
やったりやらなかったり・・と
身体、特に腕を思いきり
動かすことが少なくなった。
こんなことが原因なのでしょうか。
夏の暑さが落ち着いた
長月を迎えた今頃になって
右肩、右肘の痛みが猛烈で
洋服の脱ぎ着すら
えっこらしょの始末です。
「これは、やってもたなぁ」と
年明け以降の自分の運動習慣や
普段の姿勢にいたるまで
反省することばかり。
怪我のあと、若い時分のつもりで
痛めた後の処置も適当にして
この痛みを生み出したのは
他でもない私自身だからです。
9月に入ってから猛烈に
痛みが襲うので考え方を
切り替えてみました。
ああしておけば
こうしておけば
といったことを
今さら言っていても仕方ないので
一旦は受け入れます。
怪我をした当時のことを
淡々と振り返り
どの箇所とどの箇所に
痛みを覚えて
どのような対処をしたか。
怪我する前の、元々の機能は
どのくらいだったのか。
また、今現在の痛みはどこで
どのような具合なのかを
身体をスキャンするように
やはり淡々と眺めてみます。
ただ淡々と
良いも悪いもなく
歪曲することもなく
謙虚に振り返り整理する。
それだけでしょうか。
後悔や否定的な見方、評価は
不要かもしれませんね。
考えたり書き出したことから
今この瞬間からすぐに
自分のこれからの生活に
力を与えてくれる情熱や希望を
引き出せればよいのかなと
思っています。
そう思っていると
「やってもた」という
自身のそそっかしさすら
”ちょうどこれからの身体機能を
改めて振り返る良い時間を持てた”
と思えてきます。
自分の人生を創造していくって
こんな些細なできごとでも
どのような瞬間であっても
人生の主として
自分の生き方や行動の仕方を
選択して計画しながら
主体的に進むことなんだなと
思えてきます。
同じ過去を振り返るなら
肯定的なエネルギーを
得られるよう整理して
この瞬間から始まった新しい物語
のために活用していきたいなと
改めて思いました。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ