推薦のお言葉をいただきました ⇒ 「推薦のお言葉3」
幼い頃、着せ替え人形の洋服が気に入らなくて自分で紙にデザインを描いて作っていたことがあります。
編み物は家庭科の先生が悲鳴をあげて叫ぶほど壊滅的な出来でしたが、ミシンを使っての洋裁は小物から洋服に至るまで、どんなものでも得意でした。
高校生の頃にはクレープ布地を用いたツインのサマードレスを裏地までしっかりつけ仕立て商品と間違われるなど、「これ」と決めたデザインを考え作ることが好きだったのかもしれません。
多感な学童期を自然豊かな場所で過ごしたことや幼少期から触れた海外文化だったりと、さまざまな要因が重なり色彩の感覚が独特だったのでしょう。
大学生になったとき、初めて出会う複数の人々から「長く海外、しかも米国ではなくヨーロッパで育った人だと思った」とおもしろいことを言われました。
何をもってそう感じられたのかはよくわかりませんが、やはり独特の色彩感覚やセンスだったのでしょうね。
子供の頃から現在まで、常に周りから指摘されることとは裏腹、本人的にはファッションに力は入れておりません。
いつも手元にあるものの中から適当に、その瞬間の感覚で選んでいるのでコーディネートなどほとんど考えたこともありませんし、若い時分も現在も、ファッション誌とは無縁の生活でした。
制服があったのは幼稚園と中学生の時だけなので、早いうちから私服に慣れていたということはあるかもしれません。
ただし、ファッションにこだわらないと言いつつも、「私」という人間の持つ各要素を最も美しく、またそれらしく表現できるデザインや質感や素材、そして色にはこだわりがあるかもしれません。
「こまつまさこ」という人間をファッションが邪魔をしてくれては困るというわけです。
あくまで生身の「私」を引き立てるもの、名脇役であって欲しいのですね。
身体のラインであったり、肌や髪や瞳の色であったり、デザインの特異性だったり、何よりも着心地であったり・・。
ファッションや持ち物をひっくるめて「ああ、”こまつまさこ” だな」という感覚を子供の頃から意識していたことだけは確かです。
何より、めったに買い物をしません。
作っていただくものも多いので、膝が出てしまうパンツや毛羽立ちする素材など消耗品は仕方がありませんが、基本的に「これ」と好きなものが非常にはっきりしているので気に入ったものは洋服に限らず何十年でも使います。
古いものを長く使うと ”新しい気” が入りにくいなど賛否両論さまざまなご意見もあるでしょうが、私はそうしています。
良質、上質なものを修理したりお直ししながら長く大切に使うことを教えられ育っているので、出会うたびに他人から身に着けているものを褒められても、「ありがとう。でも、〇十年前のものよ」と答えるのが毎度お決まりの会話です。
長いものは30年以上、大切に着たり、使ったりしています。
そうした私の独特のファッション感覚をお会いしてすぐに見抜いてくださったのが本日ご紹介させていただくお二人でした。
ファッションは単にファッションでなく、そこに私の考え方であったり、感性であったり、もっと大げさにいうなれば人生そのものが表れるわけです。
ちょっとした所作や動き、表情、骨格、身体のその都度変わる肉付きやバランス、体型の変化、あるいは内面の清濁・・。
あらゆる面をもって「私」を物語ってくれるものだと個人的には思っているので、そこを私本人と同じように、もしくはそれ以上に理解くださる方々にお会いできたこと自体が奇跡だと思っています。
ちなみに、会社を離れるとき大半の同僚は私が次に選んだ道はファッションジャーナリストだと思ったらしいです。
残念ながら、当の本人はファッションにそこまでの興味と探求心はありません。
こうして推薦のお言葉を寄せていただくことに感謝を覚えながら、お二人のように海外(フランス)と日本を行き来しながらお仕事をされている方々にとっても今日までのこの1年間がどれだけ精神的に苦しく大変な日々だったことかを併せて推察いたします。
それでも、こうしてカウンセラーとしての私を見守りながら応援くださり、昔から変わらぬ励ましのエールを送ってくださることに改めて深い感謝を申し上げるとともに心からの敬意を表したいと思います。
いただいたお言葉を力に換えて、少しでも今の世の中で不安を覚える皆さまのお力になれるようさらなる成長を目指して精進してまいりたいと思います。
⇒ 公式サイト「小松万佐子はこんな人(推薦のお言葉・皆さまのお声)」
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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