新しく迎えた一年もさっそく厳しい現実とうまく共存することが求められるスタートとなっています。
こんな時代だからこそ、これからの一年大切にしていきたいと私が思うのは、「柔軟性」と「真心」でしょうか。
おそらく世の中はこれからもめまぐるしく変わり、その都度模索しながら変化に対処していく生活は今後も続いていくことでしょう。そこでは「身の回りで生じるさまざまな変化に対してどれだけ柔軟でいられるか」ということがとても大切になってくるのではないでしょうか。つまり、しがみつかない、ということですね。
つい先日のブログでもたんぽぽの綿毛にたとえて少し触れましたが、柔軟であるためには、自分にとって大切なものごとを今一度じっくり自身の心と向き合い見極めて、それだけを持って飛べる身軽さが必要ともいえるかもしれません。
昨年、私たちはこの世に常なるものは何一つなく、絶えず変化し続けるもの、つまりこの世は無常だということを改めて思い知らされました。
社会も、それまで通用した規範や社会的な観念も、文化も、そして自然環境も・・あらゆるものごとが刻々と変化していて、もちろん私自身も身の回りの人々も皆、日々変化しています。
たとえ何かに執着していても、それが通用しなくなるときが必ずくる。それなら、かたちのない幻にしがみつくのではなく、常に「今ここにいる私」に集中することが大切になるのではないかなと考えます。
また、柔軟であるということは変化するものごとを支配しようとしなくなるという意味で、謙虚であるとも言えるかもしれませんね。
2021年は「執着を手放しより身軽に、柔軟に」という生き方がいっそう大切になってくると私は思います。
また、もう一つ大切にしていきたい「真心」について。
私は、真心とはどんな事象が起こっても、それに振り回されたりしない「今、この瞬間の私」に込めている力なのではないかなと思っています。言い方を変えると今ここにいる自分を大切にするということになるのでしょうか。
自分を大切にできていないとき、目の前にいる他者や環境を大切にできないことを私たちは人生の随所で身をもって体験してきています。
たとえどんなものごとが周りで生じても、またどのような感情がわき上がっても、それらに振り回されることなく俯瞰して眺めていける力。起こるできごとやわき上がる感情の波にうまく波乗りしていくためには軸(中心)をとることが大切であるように、自分自身や周りの人々、そして世の中を信じる揺るがない心、真心 が2021年はこれまで以上に大切になってくるのではないでしょうか。
柔軟に、けれども揺るぎない心で2021年に向き合うさまざまな波に乗っていけれたらいいですね。波に押されてひっくり返ってもオーライ、また乗りなおせばいいのですから・・。
上手に波を乗りこなす皆さんの横で、私もときに波にのまれ裏になったり表になったり忙しいラッコのようにクルクル回りながら軸(中心)をとって波乗りしていますね。
【2021年1月のお題ー1】「これから一年、どんな生き方が大切だと思いますか?」
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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