夜のセッションが終わり
何気なく点滅する通知をクリックすると
Zoomへの招待が目に入りました。
九州から上京した一人を囲み
都内で何十年ぶりかに集まり
飲んでいるはずの
学生時代の芝居を通して繋がる
学校もそれぞれバラバラの
仲間たち。
オンラインでは昨年
25年以上ぶりに
再会を果たしているのですが
リアルな対面では一名を除き
25年以上会っていない
仲間ばかりです。
関連ブログ 『第二章の幕あけ(いつかのひまわり)』
参加者の中には
件のオンラインでも姿はなく
久しく会っていない
かつての恋人もいるはず・・。
仕事の後処理が終わって
何気なく参加してみました。
他の仲間たちが気を遣うなか
嫌な気持ちなどあるわけもなく
懐かしい姿を画面越しに見つけます。
かれこれ17年ぶりくらいに
なるのでしょうか?
学生時代~仕事に猛進している
時代・・と長きに渡る私の
悲喜こもごもや成長を
すぐ隣で見聞き、そして
共有してきた相手は
今も変わらず穏やかで
おおらかな空気を放っていました。
私は相変わらずあっけらかんと
当時と変わらぬまま
子供が母親に甘えるような口調で
仲間の目をはばからずに
話しかけていきます。
最初は敬語で対応していた相手も
ぽろっとっ当時の呼び名が出て
時代が一気にあの当時へ
戻ったような気持ちすらしました。
言葉の間のわずかな空気感が
何より懐かしい。
噂に聞いていたお子さんの話や
ピアノの話などを交わす
そんなたわいのない
わずかな会話でしたが
懐かしく温かい感覚が蘇るのには
充分な時間でした。
ご縁のままに結ばれる
カップルもあれば
何かしらの理由で
別れを迎えるカップルもあり
その時々に個々が抱える事情や
人生や心の背景によっても
変わってくるのでしょう。
それきり
会わなくなてしまう縁もあれば
再び巡り逢い互いの健康や幸せを
その成長と共に確認しあうご縁も
あるのだと思います。
何より、私自身が
相手が幸せそうであることを
心から喜ぶことができ
再会に感謝できたことが
うれしかったです。
ただし、一つだけ想定外がありました。
誰よりも私のかつての恋人を好み
未だに未練たらたらだった私の母親。
何の気なしに
「ゆうさん繋がってるよ」と
口走り画面前に呼んでしまった
ものですから大騒ぎ・・。
画面に食い入る勢いで接近し
挙げ句の果てには
「私は今でも好きよ~」
と言い出す始末。
一目会いたい願いが叶ったので
もういつお迎えがきてもいいとさえ
全身から好き好きオーラを発しています。
そう、母自身が彼の性格やお人柄
容姿や物腰の柔らかさ
雰囲気一つに至るまで
ド・ストライクのタイプだったのですね。
周囲の仲間たちも
「え?? 今でも好きなのは誰?」と
ざわざわざわざわ・・。
まあ、いろいろあります。
それでも、こんな
飛び入りハプニングも交え
再会できたことが何よりです。
お互いの幸せや成長を
すぐ隣でなくともどこかから
そっと見守っていく。
そういうご縁も、あるのだと思うのです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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