オレンジの実

 

橙色の実が
秋の収穫を思わせます。

 

街中でこの手の
「秋めいた」植物たちを
見かけるのが
楽しみの一つとなる季節です。

 

週末から、日中の気温は
ある程度あっても
最低気温が低くなり

朝晩はずいぶんと肌寒い
冬日が近づいてきたような
安曇野です。

 

土曜の晩は、久しぶりに
夜遅くの深夜枠が早めに終えた
静かな晩だと思いきや

一本の電話で
ばたばたと急に
秋の夜の静寂を破ったかのように
慌ただしくなります。

 

高齢者が、同じく
高齢者をみるという
現実を突きつけられるような
出来事でした。

 

この仕事を通して
お一人お一人の人生を
ほんの一部であれ
その大切なタイミングで
触れさせていただく際に

「生きる」
ということについて

切実に、けれども静かなる
問いかけをいただく
そんな気がすることがあります。

 

どなたの人生であれ

たとえそれらが
どのようであったにせよ
今がどのようであるにせよ

私は強く

”生まれてきたことには意味がある”

そう言い続けたいと思っています。

 

緊急出動して
離れた街の病院から
未明に戻った秋の夜空には

暈がかかった月が
ぼんやりとした青白い光を
そこはかとなく放っていました。

 

何はともあれ
人知れず身体に不具合を起こされ
独り倒れて消えかけていた
大切な生命は保たれた。

けれども、そこに
その方、本人が真に
理解して欲しい思いは
酌まれているのであろうか

その思いに寄り添い続ける家族は
あるのであろうか。

いつまでも同じ問いが
私のなかをぐるぐるしています。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

予約をする(空席確認)

小松万佐子のカウンセリングのご予約確認(24時間対応) ※お電話によるご予約は、 電話による予約方法(フリーダイヤル)でご確認ください。 Please click here to make reservations from my calendar.

コメントはお気軽にどうぞ