先日のブログ
「春だ!さぁ、何食べよう」でも
春先に表われやすい
心身の症状について少し触れました。
芽吹きの時季は
人間が元々持っている ”陰と陽” の
バランスを崩しやすい時期で
花粉症はじめ、風邪、頭痛、めまい
といった上半身に集中した
症状が出やすいともお伝えしています。
気血が体表に集まり
新陳代謝は盛んになり
細胞も一気に活性化することから
気の巡りを管理する
「肝」に負担が集中するので
臓器では肝臓や目、筋肉など
肝に関わる経絡がつまることから
生じやすい身体の不調が
起こりやすいように思います。
両脇が痛んだり
下痢と便秘を繰り返しやすかったり
お腹が張ってオナラが出やすい
こんな症状が目立つときは
急激な外環境の変化に伴い
思う以上に「肝」の機能に
負担がかかっているのですね。
精神面をみると
イライラしやすくなったり
ストレスが溜ったり
自律神経の不調が生じやすい
というのが
この時期の特徴でしょうか。
それは「肝」が
精神的ストレスを受け止める働きも
担っている所以です。
いずれにしても
外界のストレスによって
いつも以上に
イライラしやすくなったり
怒りや憂鬱感
疑いがわくといった
いわゆる負の感情が
起こりやすくなっています。
それだけ、私たちの身体と心は
あらゆる機能が連動して
外的環境の微細な変化にも
敏感に反応している
また、全体的なバランスを保とうと
高度かつ精密に補完しながら
支え合っている
ということなのでしょうね。
他の季節の変わり目以上に
変化に繊細になっている
春先の心や身体にとって
食事はもちろん
ご自身に合った睡眠と休息は
ものすごく大切!
生活に大きな変化や動きが出るとあって
なかなかゆっくり
腰をおろしている時間を見つけにくい。
そんな方は深呼吸を意識して
5分程度でよいので
寝転んだり、座ったまま目を閉じ
ただ、鼻から吸って
口から息を吐くことを
特に吐き出すことを長めに
やってみるだけで
効果はあると思います。
何より、心身が調和を保とうとして
”元々バランスを崩しやすい
そういう時季ななんだなぁ” と
なんとなくわかっているだけで
不調だけにスポットをあてずに
「あぁ、こういう時季だったな」と
普段以上に身体を休めることを
できればよいのかもしれませんね。
繊細な私たちの心と身体。
症状が表に出るということは
むしろ健康であるからこそ。
心と身体が発するサインを
見逃さないように
適時、心身のバランス回復を
心がけていきたいものです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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